colorful life generator

~デジファブで日々を彩るブログ~

Raspberry Piの環境を整える。

 前回、ようやくRaspberry Piが起動できましたので、今回はRaspberry Piの環境をある程度、整えていきたいと思います。

 

1. 周辺機器との接続とパスワード設定

 ここでは、まずキーボードを接続し、無線LANとの接続やRaspberry Piのパスワード設定を行っていきたいと思います。

 

(1) Bluetoothキーボードとの接続

 キーボードはエレコムBluetoothキーボード(TK-FBP052WH)を準備しました。

 

www2.elecom.co.jp

  

 まずRaspberry Piのデスクトップ画面右上のBluetoothボタンから、"Add Device..." をクリックし、BluetoothバイスをSearchする状態にします。そして、キーボードをFn+Escキーを同時押しでペアリングモードにすると、Raspberry Pi側でデバイスが検出されます。さらにデバイスを選択すると、キーボードでのコードの入力を要求されるので、指示通りに入力すれば、接続完了となります。

 キーボードの設定に関しては、タスクバー左上のラズベリーボタンから "Raspberry Piの設定" を選択し、その中の "ローカライゼーション" タブの "キーボードの設定" をクリックします。そして、今回、用意したキーボードは日本語JISキーボードなので、色々なサイトを参考にした結果、下記のように設定しました。

 

f:id:sugarpug:20180604235543p:plain

 

 これで問題なく入力できるかと思いましたが、Raspberry Piのデフォルト設定と思われるUK配列の状態からなぜか変わらず。また、日本語入力についてもそもそも「あ」の文字すら記号になってしまい、まったく入力できない状況となっていました。そこで、さらに色々なサイトに掲載されている設定画面のいくつかと比較していたところ、参考サイト[1]と "入力メソッドの設定" が異なることに気が付きました。

 

f:id:sugarpug:20180604235739p:plain

 

 そこで入力メソッドの+ボタンで日本語のキーボード設定を追加し、最上段に移動。

 

f:id:sugarpug:20180604235823p:plain

 

f:id:sugarpug:20180604235919p:plain

 

 そして、英語(UK)の設定は-ボタンで削除しました。

 

f:id:sugarpug:20180605000102p:plain

 

 さらに日本語入力メソッドの "Mozc" の欄をダブルクリックしたところ、そのキーボードの設定も下記のようなおかしい設定になっていました。

  

f:id:sugarpug:20180605000144p:plain

 

 そこで、"Mozc" 使用時のキーボード設定も下記のように修正しました。

 

f:id:sugarpug:20180605000211p:plain

 

 すんなりとはいきませんでしたが、これでキーボード設定がようやく完了し、無事、日本語入力もできるようになりました。

 

f:id:sugarpug:20180605000237p:plain

 

【参考】Raspberry Pi でのスクリーンショット

 今回、キーボードとの接続の項目において、スクリーンショット画像をいくつか掲載しましたが、Raspberry Piでのスクリーンショットは "scrot" を使って行いました。この "scrot" は "Raspbian Stretch with Desktop" にはデフォルトでインストールされており、コマンドを入力すればすぐに使うことが可能です。主に下記のコマンドを使用しました(参考サイト[2])。

 

$ scrot           #  画面をスクリーンショット
$ scrot -s          #  撮影したいウインドウをスクリーンショット
$ scrot -s -b      #  ウインドウの枠(タイトル)もスクリーンショット
$ scrot -d       #  n秒後にスクリーンショット実行 

 

(2) 無線LANとの接続

 キーボードが接続できましたので、デスクトップ画面右上の無線LANのアイコンをクリックし、自宅のWi-Fiルーターと接続。ここは特に問題なく接続完了しました。

 

(3) Raspberry Piのパスワード変更

 そして、初期状態からパスワードを変更するため、タスクバー左上のラズベリーボタンから "Raspberry Piの設定" 選択し、"システム" のタブよりパスワードを変更をクリックし、新しいパスワードを入力しました。これでパスワード変更も完了です。

 

2.  ノートPCおよびスマートフォンからのVNC接続

 次に外部も含めて場所を選ばずにRaspberry Piを利用できるようにしておきたいということで、VNC(Virtual Netwark Computing)接続できるようにしたいと思います。 VNCに関しても、"Raspbian Stretch with Desktop" には "RealVNC Server" のソフトウェアがデフォルトでインストールされていますので、それを使いたいと思います(参考サイト[3-5])。

 まず、Raspberry Pi側の設定については、"Raspberry Piの設定" の画面の "インターフェース" タブを選択し、"VNC" の項目を "有効" にします。また、タスクバーの右上に出ている "RealVNC" のアイコンをクリックすると、"VNC Server" の状態が確認できるので、その中の "Connectivity" の欄に表示されているIPアドレス(ローカルIPアドレス)を確認します。

 次にノートPCからルーターの設定画面(私の場合はSoftbankルーター)を開き、ルーターIPアドレスおよびグローバルIPアドレス(WAN側IPアドレス)の確認と外部からのアクセス時のポート転送機能の設定(外部からのアクセス時にRaspberry PiのローカルIPアドレスに転送するように設定)を行います。グローバルIPアドレスは下記のサイトからも確認が可能です。

 

www.cman.jp

 

 そして、Raspberry Piに戻り、/etc/のディレクトリ内の "dhcpcd.conf" ファイルを開いて、下記のように固定IPアドレスの追記を行います。

  

interface wlan0
static ip_address=xxx.xxx.xxx.xxx # ローカルIPアドレス
static routers=xxx.xxx.xxx.xxx # ルーターのIPアドレス
static domain_name_servers=xxx.xxx.xxx.xxx # グローバルIPアドレス

 

 続いて、再びノートPCに戻り、ノートPC(Windows10)用に下記のサイトから "VNC Viewer" のソフトウェアをダウンロードし、インストールします。 iPhoneやAndroid向けにも "VNC Viewer" が出ていますので、下記のサイトのリンクやApp Storeなどを経由してのインストール可能です。私はiPhoneにも "VNC Viewer" をインストールしました。

 

www.realvnc.com

 

 さらに、"RealVNC" のユーザー登録を済ませた後、自宅の無線LAN内でのVNC接続が可能になるように "RealVNC" の "File > New connection..." からローカルIPアドレス、接続名(任意)、ユーザー名とパスワード(Raspberry Piのもの)を入力し、接続設定を作成します。また、外部のインターネットからも接続できるように、グローバルIPアドレスでの接続設定も作成します。これで、ノートPCとiPhoneからのVNC接続が可能になりました。

 ちなみに私は最初、ルーターのポート転送機能の設定をしていなかったため、下記のエラーがでてしまい、エラーの意味が理解できるまでに時間がかかり苦戦しました。

 

"VNC Server appears to be behind a NAT router with IP address xxx.xxx.xxx.xxx. 
You will need to configure that router to forward port 5900 to this computer before
you can connect to VNC Server over the Internet"

 

  これで、VNCの接続が可能となりましたが、セキュリティの設定にやや不安が残りますので、基本、VNCを利用しない時は、"Raspberry Piの設定" の画面の "インターフェース" タブのVNC" の項目を "無効" にしておくことにしました。今後、もう少しRaspberry Pi(UNIX)の使用に慣れてきたら、セキュリティ面を再考することにしようかと思います。

 

3.  ノートPCとのファイル共有

 最後にローカルエリア内のノートPCとデータのやり取りが簡単にできるようにWindowsマシンとファイル共有できるソフトウェアの "Samba" をインストールしたいと思います(参考サイト[6])。まずは、下記のapt-getコマンドで "Samba" をインストールしました。

 

$ sudo apt-get install samba

 

 そして、"/etc/samba/" のディレクトリ内の "smb.conf" ファイルを開き、"Share Definitions" のセクションに下記の内容を追記します。

  

#======================= Share Definitions =======================

#(省略)

[pi] # 共有フォルダ名(Windows上の表示名)
path = home/pi # 共有するフォルダのパス
read only = No # Yes:読み込みのみ, No:読み込み、書き込み可能
guest ok = Yes # Yes:ゲスト権限で接続
force user = pi # ファイル操作の実行ユーザー

  

 次に動作確認のためにapt-getで "checkconfig" コマンドをインストールします。

 

$ sudo apt-get install checkconfig

  

 そして、その "checkconfig" コマンドを実行し、一覧に "samba-ad-dc" の項目が  "on" と表示されていれば、正常に動作しているようです。さらにローカルエリア内のWindowsノートPCのエクスプローラ上でRaspberry PiのローカルIPアドレス(¥¥xxx.xxx.xxx.xxx)を入力すると、"pi" フォルダが表示されます。そのフォルダをクリックし、Raspberry Piのパスワードを入力すれば、ファイル共有が可能となります。これで、Rasberry Piとのデータのやり取りが簡単にできるようになりました。

 

 以上より、Raspberry Piの環境が少しずつですが整ってきましたので、次回から、Pythonのプログラミングをいよいよ開始していきたいと思います。

 

 

【参考サイト】

[1] IT女子のラズベリーパイ入門奮闘記 | Device Plus - デバプラ(アクセス日:2018/6/6)

[2]Raspberry Piのスクリーンショット | S2(アクセス日:2018/6/6)

[3]Raspberry Pi に VNC でアクセスする (2017/9版) - 自習室(アクセス日:2018/6/7)

[4][RaspberryPi] 外部からVNC接続してRaspberryPiを操作する - プログラミングとパンのくず(アクセス日:2018/6/7)

[5]Raspberry Pi Stretch に 固定IPアドレス wlan0 ver. | ひかるLOG(アクセス日:2018/6/7)

[6]Sambaを使用してファイルを共有する方法 - Raspberry Pi 3 & Python 開発ブログ☆彡(アクセス日:2018/6/7)

 

 

f:id:sugarpug:20180604234216j:image